一昨日(8月28日)、整理収納アドバイザーの
北谷有美先生と一緒に、お片付け座談会を開催いたしました。暑い中お集まりいただき、ありがとうございます。
MakeLife+ ゆとり時間 の
今井知加先生にもご参加いただきました。ありがとうございます!
今日は、当日うまくお伝えできなかったことを、例をあげながらまとめてみました。
●逆算思考(ゴール設定)が難しいときの工夫
●片付けない家族との折り合いのつけかた
遠くから来てくださった方や、書籍を持って来てくださった方も多くいらして、とても嬉しかったです。 ありがとうございます。
逆算思考(ゴール設定)が難しいときの工夫
片付けは、ゴールを決めてから取りかかるのがよいとよく聞きますし、私も出来るだけそのようにしてきました。
目標とする状態にするために現在へさかのぼり(逆算して)、そこへ到達するための方法を考えていくというやり方です。
でも、散らかった部屋を目の前にして、「どのように暮らしたいか、片付いた部屋で何をするのか」というのをイメージできず、よく途方にくれました。
その時に試したのが、頭の中を先に整理することでした。
具体的には、「散らかった部屋の写真を撮る」「今、どんなことが不満かを思いつくまま書く」という2つです。
→ どこから片付けたらいいかわからなくなった時にすること見たり書いたりすることで、「どうしたいか」はわからなくても、「どういう状態が嫌か」は明らかになります。
自分が何に困っているかを目で確認できると、そのうちの何からなら片付けやすいかも、わかりやすくなりました。
たとえば私は、モノで一杯だったキッチンカウンターを、
想像していた以上に不愉快に思っていたことがわかりました。
ノートには、「キッチンカウンターにモノがない状態になれば、調理中のおかずの一時置場にできるし、出来上がった料理をダイニングへ出すのもラクになるし、洗い終わったザルを乗せておくこともできるのに…」ということを重複させて書いていました。
キッチンカウンターにキッチンと関係ないモノまでたくさん置いていたのは、そこにあると便利だったから。置きやすかったから。
写真やノートを見たり読んだりしているうちに、モノがない状態にするためには、乗っているモノの行き場所をキッチンカウンターの近くに決めなければ、また不便になって乗せてしまうだろうということも想像できるようになりました。
Web内覧会にある記事が参考になります。スッキリした機能的なキッチンをたくさん見ることができ、モチベーションも維持できました。
片付けない家族との折り合いのつけかた
「もったいないから捨てられない。でも、片付けたいとは思っている」という人は多いのではないでしょうか。私もそうでした。
自分に出来なかったことを相手にも求めるのは難しいから、やはり無理強いはできないと思っています。
でも、共感したり、一緒に考えたりすることなら出来ます。
もったいないから手放せないと悩むときは、
どうすればもったいないと思わなくて済むか、どのくらいあれば安心なのかを、一緒に考えてみました。
たとえば食器。 食器は壊れない限り捨てにくいモノだし、私たちの世代だと頂き物も多いです。
ゴミとしてそのまま捨てるのが辛いとき、その沢山ある食器を今後どうしていくか。
●引き取ってもらえるなら手放せる?
●人の役に立つのであれば手放せる?小学校や幼稚園のバザーに出してみようか。
●送料がかかってもいいなら、寄付という手段もあるけれど、どう?
●お客様用の食器はいくつ置いておけば安心かな。一緒に数えてみようよ。
●良い食器はどんどん普段使いにおろして、古い食器は思い切って捨ててみない?お洒落なカップでインスタントコーヒーを飲んだらとてもおいしかったよ。
●使っていない分は箱にしまって、食器棚から出してみない?いま使っているのが出し入れしやすくなるかもよ。
●「たとえ未使用でも、そんな古い食器、誰も欲しがらない」「こんなにたくさん残されると迷惑」というのは禁句(私も将来こう言われたら辛い)
意見を合わせるのは難しいし、時間もかかって疲れます。
でも、繰り返すうちに相手も自分も慣れてきて、判断のスピードも速くなってくると思います。食器が片付けば出し入れしやすく見た目にもスッキリするというのを実感するからです。
あまりに時間がかかって嫌になったら、いったんその問題から離れてみるのも一手。
そのときは、ずっと気にしなくてよいように、自分が好きなことに没頭するのがいいと思います。
片付け方にこだわるよりも大事なこと
たしかに、片付けにはゴールを設定することが大事だと思います。書籍
「今日からだれでも、片づけ上手。 モノ、迷い、重たい気持ちとサヨウナラ」の中でも、~たくさんある服を減らす手順~のところで具体例を出して書きました。
ただ、片付けられないと悩んでいる人の多くが、ゴールを設定するということに苦手意識を抱いているのも事実だと思います。
私自身がそうだったので、先に書いたように、何にどう困っているかを画像や文字で確認しながら片付けてきました。
「必ずこういう順番でやらなければいけない」、そんな片づけはないと思っています。
気力も体力も余裕があれば順番通りにやればいいし、 しんどいと思うときは手をつけられそうなところからやっても大丈夫。
私たち世代にとって大事なのは、片付けの結果を出し続けることと、小さな達成感をためていくことだと思います。
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2冊目となる書籍を発売中です。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。