私が、あれもこれも気になっているのに片づけられないというときは、「先延ばししたい気持ちが強く出ている」か「マニュアルに囚われているか」のどちらかというのが多いです。
今日は、今まで何度もあった”片づけのスランプ”からどのようにして抜け出していたかについて書きます。
●片づけを先延ばししたくなるときはこうする。
●片づけのマニュアルにとらわれて上手くいかないときはこうする。
●悩みを手放すために。
片づけを先延ばししたくなるときはこうする。
やらなきゃと思っていても片づけを先延ばししたくなるのは、面倒でおっくうだという気持ちが強く前へ出ているときでした。
その根本にあるのは、どれを先にやれば効率がいいかとか、その中でも結果が大きく出せるのはどれかなどの
損得勘定。片づけるなら、少しでもラクして得していい気分になりたいのです。
私はよくそのための優先順位をつけようとして、かえって頭が混乱し、そのうち考えるのもめんどうになって、「もう後でもいいか」となってしまうパターンが多かったです。
(先日、クリーンセンターへゴミを持ち込みました。量は少ないですけど、溜めないようにして運んでいます)
「もう後でもいいか」を繰り返していたら片づいていかないと気づいてからは、「まずは5分だけ!」とポリ袋を手に家の中をウロウロ歩き、不用品集めをするようになりました。
軽く動いて片づけスイッチを入れ、
むやみに判断しようとしないことと、
目の前から不用品を無くすことに集中するのが目的です。
実践あるのみ。
頭の中で段取りを考えるのはたしかに大事なことですが、それにしばられてしまうと身動きが取れなくなります。それより、動いている方が無駄に考えずにすむし部屋も片づくので、一石二鳥です。
5分と思ってはじめても、たいてい10分15分と続けられます。「ゴミ拾いしただけだった」なんて思わないものです、済んでみると。
”捨てる。”、こちらのテーマに集まる記事が参考になります。
捨てる。ブログ村テーマ片づけのマニュアルにしばられて上手くいかないとき
ひとつ目のことと通じますが、上手くやろうとして教科書どおりの順番で片づけようとするのも、私には、失速の元になることが多かったです。正しいマニュアルについていくのは難しいのです。
がんばってついていけたとしても、片づけのスピードは遅くなっているので、終わってからの達成感は少なく気持ちはどんよりしたまま。
こう気づいてからは、教科書にある順番ではなく、
「今」自分が気になっている場所やモノから片づけるようにしました。
同じパワーを使うにしても、自分がその時いちばん気になっているモノや場所を片づける方が、出来たときの達成感が大きいからです。
たとえば、もう使いようのない思い出の品の片づけ。
思い出の品の片づけは、
後に回すというのが定石だと思います。でも「置いておいてもしかたない」と気になっているものもある。それを、今すぐやってみる。
このカセットのかたまりを、書籍の撮影のとき編集さんが見つけて「あらら!?」とおっしゃいました。そりゃそうです、自分でもそう思います。CDを借りてきてはカセットへ移していた頃のものです。
これを食器棚の下に入れていました。
「なぜこんな場所に?」と聞かれ、「忘れない程度の場所においておかないと、次にいつ見るかわからないからです」と答えたのを覚えています。
プレーヤーは処分したのに、置いといてどうする気だったのか?
たいてい私は、次に出してきたとき踏ん切りをつけることが多いです。このカセットは、処分できました。
片づいたのは思い出の品ではなく自分の気持ちだから、スッキリした記憶がゆがみなく残り、次の片づけにつなげやすくなります。
悩みを手放すために
私はどちらかというとネガティブ思考の人間です。いっぽうで、せっかちでもあるため、どんな内容でも同じ位置で悩んでいる状態が続くのが苦しくてなりません。
「これを片づけるのとあれを片づけるのとではどっちが得か」
「お手本さえ真似しておけば失敗はないはずだ」
こういう気持ちこそが自分の行動のさまたげになっていると気づいてから、ラクになりました。片づけのスタンスを、「やめなければよし」という、シンプルでハードルの低いものにすることができたからです。
片づけのスランプに陥っておられる方は、こんなふうに「考えること」より
「動くこと・感じること」に集中してみるのもおススメです!
片づけや断捨離の参考になる記事が読めるテーマはこちら。チェックしてみてください。
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